グレーは淡青
ブログは初めて、映画、骨董(ガラクタ)、食べることが好きな在欧の主婦が映画制作の企画を実現するための日記
バイリンガルの禍
日本で発音に注意しなければならないドイツ語があります。

娘と一緒に帰国して京都でバスを待っていたときのこと、
やってくるバスを見て娘は「ママ!ブスが来た!」と習慣でドイツ語の“バス”を発声した。運悪くその時その言葉に該当する女性がこちらに向かって歩いてきていた。バスを待っている人の中から忍び笑いがおこり、私はあわてて「日本語ではバスでしょう!」すべての人に聞いてもらうために、特にその女性に届くように大きな声で訂正した。

反対にドイツで注意しなければならない日本語があります。

娘はドイツでも私には日本語で話しかけることが多い。

ある日ちょっとしゃれたレストランで食事している時のこと、
娘が急に「ママ!がいる!」と叫んだ。見るとテーブルの下に小さいゴキブリのような虫がうごめいている。すると隣席のDame(淑女)の顔が鬼になり、側のHerr(紳士)は手を口に当て笑い顔である。

"むし”はドイツ語で性器(女性)を表す言葉と同じ発音である。

私はあわててドイツ語で「ゴキブリよ!」といったら、それを聞いたOber(給仕)が「ゴキブリなんかここにはいないよ!」と怒っている。

確かにこちらではゴキブリは見かけない。そして外国(特にトルコ)からの底辺労働者をドイツ人はカカラキ(ゴキブリ)と呼んでさげすむことがある。後でわかったのはその虫は「ケラーアッセル」という地下室でうごめく小さな虫でゴキブリより気持ち悪い外形で娘が叫ぶのも納得であった。

お後がよろしいようで今日はこれにてピーシャラ ラー


【2008/03/16 22:34】 | 文字と言葉 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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